ランサムウェア①「は? 調べるだけで1,000万円!?」

ランサムウェアの調査費用が1,000万円と聞いて大きく驚く介護職員のイラスト

介護施設のパソコンに、赤い警告画面が現れました。

ランサムウェアとは、会社のデータを使えなくしたり、盗んだりして、金銭を要求するサイバー攻撃です。

専門会社へ連絡し、施設長が聞きました。

「全部直すのに、いくらかかりますか?」

「復旧費用は、まだ分かりません」

「では、最初にいくら必要ですか?」

「何が起きたか調べるだけで、1,000万円です」

施設長は、言葉を失いました。


復旧費用ではありません

いつ侵入されたのか。どの端末から入られたのか。入居者や職員の情報を見られたのか。外部へ持ち出されたのか。

これを調べるのが、デジタル・フォレンジックです。

専門会社が示す費用例では、パソコン1台200万円から、サーバー1台300万円からとされています。対象となる端末数、ログ量、調査範囲によっては、1,000万円規模になる場合もあります。

しかも、これは調査費用です。

システムの復旧。関係者への連絡。問い合わせ対応。再発防止。

それらは、その後に続きます。

最初にやること

  1. 表示された画面と発生時刻を記録する
  2. 異常が疑われる端末を施設の手順に従ってネットワークから切り離す
  3. むやみに再起動、初期化、ログ削除をしない
  4. 保守事業者とサイバー事故の専門窓口へ連絡する
  5. 入居者対応を続けるための代替手順を確認する

3分チェック

□ 緊急時の連絡先を紙でも保管している
□ 調査対象となる端末とサーバーを把握している
□ ログの保存期間を確認している
□ 初動対応の責任者を決めている
□ 緊急の調査費用を確保する方法が決まっている

調査だけで、1,000万円。

そして、その時点ではまだ、誰の情報が漏れたのかさえ分かっていません。

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参考資料・最終確認

最終確認日:2026年9月3日

本記事は架空の設定による一般的な情報です。調査費用は対象機器、ログ量、被害範囲等によって異なります。すでに被害が発生している場合は、保守事業者、警察、所管官庁、弁護士、情報セキュリティの専門事業者などへ速やかにご相談ください。

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